長い旅の途中。

年末12月15日に必要に駆られて光ケーブルを引くことになった。石垣島CATV がやっているインターネットサービスが唯一の光回線を扱う業者のようです。で、本土ならばキャッシュバック合戦の光事業ですが、高くて遅いこちらにおねがいしました。というのも、たいへんなへき地中のへき地ですからたとえ光といえども12Mbtしか無理なんだそうです。最初から短期間で解約することがあわかっているので、29800円の工事費と、引き込み工事翌月から月額5072円の接続料金になりました。仕事のためとはいえ、痛い出費です。で、その仕事の方はさっさと終えてしまいました。けれどもせっかくつながったので、楽しまなくてはもったいない。Amazon prime特典を利用して映画とドラマ観放題。なかなか学ぶところが多いです。いわゆる秋から冬にかけて読書ばかりしていたので目を極端に悪くしてしまったようで、文字を読み取る作業に根気がいるようになりました。それも手伝って、観放題をやっているわけです。

今日は『駆込み女と駆出し男』をみました。映画そのもはよくまとまっていましたし、大泉洋も他のキャストもよかったです。ただ、密偵として寺に送り込まれた 玉虫 の素性がもっと克明に知りたかったです。
一昨日見終わったドラマは『パンとスープとネコ日和』。こちらもなかなか良かったです。腹違いの弟であろう現住職(加瀬亮)の庭についてのコメントがとてもよかったです。あまり手を入れすぎてしまうと、来る人を選んでしまう という内容のコメントでした。主人公のアキコのやっているサンドイッチとスープのお店はとても流行っているけれども、来る人は自然と店になじむおしゃれな人ばかりで、それはそれでよいなと思いました。向かいの純喫茶ハッピーのママはストレートな直球ばかり投げつけてきますが、ほんとうはとてもよくアキコのことだけでなく周囲の若者をみて 未来を思っている人だな と感じさせる人物です。
なかなか良い作品が世の中には流れているものですね。
群ようこさんの作品は好きで、昨日図書館で何冊かかりました。パンとスープとネコ日よりの続編はありましたが、目的のものは貸し出し中でした。続編冒頭でいきなりタロの死を知ることになりちょっと切なくなりましたが、映画にもありました。猫も人間も、「旅の途中」なのだと。
 
そうですね。私も娘も猫も犬も亡くなったウサギも、長い旅の途中なのです。
2年前に亡くなった愛猫カプリも旅の途中で、私のところに立ち寄ってくれたのでしょうね。かわいそうな一生を送らせてしまった犬のグリグリも。つらい旅だったろうけれど、今はどこかで次の命を愛情たっぷり浴びながらいきていることを切に祈ってやみません。
長い長い旅の途中。
命が終わっても、たましいは消えない。