さみしゅうてさみしゅうて…

映画パーマネント野ばらのなかで、菅野美穂が緑の公衆電話boxで泣き崩れるシーンは切なくて心に残る名シーンだと私は勝手に思っています。映画は、はではでなものではなくて、しずかな、心にしみる作品がすきで、なんどもなんどもDVD録画を観ます。わざわざ映画館へいくことはめったにないし、よさそうな(わたしのこのみそうな作品を)のを録画しておいて、昼間の退屈なときや、気分を引き締めたいときに観ます。私の感性に自信を持ちたいときは、そうしています。
世の中には、というより生きていれば必ずどうにもできないことにぶち当たります。考えてもどうにもならないことです。私が二人いれば、ほぼその悩みは解決しますが、その二人がそれぞれに、もう一人私がいれば!何て思うかもしれないと想うと、たいへんですね。望めば叶う時代なら私が5人になります。要りませんやはり。私は一人でなんとかやりくりして、最善を尽くそうと力を尽くしキモチを注ぐことではかなくて切ないながら、キラキラと耀くいのちの結晶を 灯して生きていくのです。
犬の猫たちの兎の、私の手の平が覚えている感触は一匹一匹違いかけがえの無い存在です。肉の着き方、抵抗力、毛の柔らかさ、温もり。どれもはかないいのちの耀きです。たいせつに、たいせつに、同じ時間を過ごせることに感謝です。